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【FRAMEOUT MODELERS】3Dプリンタ出力商品を作ってみよう

当SHOPで販売しているものはFORM2で出力した3Dプリンタ出力品がメインですが、そのため会場販売でよく質問されるのが、

「3Dプリンタ出力品はどう扱えばいいのか」

ということ。

「洗浄は必要なのか」
「どんな接着剤を使うのか」
「下地は、塗装は」
「加工はしやすいのか」
などなど

そこで今回は角指ハンドパーツ「HAND■(square)F/G/O」を使って、製品の特徴や扱い方、組み立ての解説をしてみようと思います。

一概に3Dプリンタと言っても複数の種類、機種がありますが、まずはここでいう3Dプリンタは光造形出力機を指します。
FRAMEOUT MODELERS[WEB SHOP]にて販売しているものは主にFormlabs社のデスクトップ型光造形3Dプリンタ「Form2」にて出力しています。

光造形(SLA)とは?
液体状の紫外線硬化性樹脂にUV光を照射することで物体にする技術で、積層跡が出づらく、デザイン性の高い緻密な造形が可能。

HAND■ロゴ
HAND■

今回組み立てるサンプルは

FRAMEOUT MODELERS[WEB SHOP]

で販売中の「HAND■O オープンハンド」 Mサイズ です。

□購入時の商品の状態

3Dプリンタ出力製品

「HAND■(square)F/G/O」は写真のように「パーツにサポート材がついた状態」で発送しています。
土台となるベース、出力時にパーツをぶら下げるサポート、実際のパーツの構成です。

ベースとサポートはプラモデルで言えばランナーやゲートと同様のものです。
組み立てる際にはベースとサポートを外す必要がありますが、できるだけパーツをきれいに外せるよう、細いサポートを設計して目立たないところにつけました。
一方でプラモデルやガレージキットのようなパーティングラインやバリなどはありません。

□製作前に洗浄は必要?

3D出力品はプラモデルやガレージキットのように、生産時に離型剤のような油を使っていません。
また発送前にイソプロピルアルコール(IPA)でしっかり洗浄、紫外線による2次硬化をしていますので洗浄は必要ありません。
離型剤落としやお湯に入れての洗浄や長時間の漬け置きは樹脂を痛める可能性がありますので、避けたほうが良いでしょう。

もし未硬化の樹脂が残っていて表面がべとつくようなことがあれば、シンナーで軽く拭く程度で結構です。

□パーツからサポートを外す

3Dプリンタ出力製品
ここからはパーツを外していきましょう。

まずはニッパーでベースの根本を切ります。

3Dプリンタ出力製品
先にパーツに近いところから切るとパーツが欠ける可能性がありますので、ベースの根本を一気に切ってしまうのがいいと思います。

3Dプリンタ出力製品
その後パーツ側の方もニッパーで。
こちらは少し丁寧にカットしてください。

ニッパーは、切れ味と価格のバランスの良いグッドスマイルカンパニーの極薄刃ニッパーを愛用しています。
普通のニッパーと比べて切れ味がよいので、3D出力品に限らず、パーツを痛めることなくきれいにカットできます。
ガレージキットのゲートなどをカットするのには最適です。

3.peaksの商品も使ったことがありますが、ほぼ同一の品と言われていますので、どちらか在庫のある方でかまわないでしょう。



3Dプリンタ出力製品
こんな感じになりました。

3Dプリンタ出力製品
ニッパーで切りにくい部分はデザインナイフで切り落としましょう。

□パーツの仕上げ

3Dプリンタ出力製品
表面処理は普通のプラモデルやガレージキットのようにできますので、仕上げていきましょう。
僕はウェーブのヤスリスティック・ソフト(400番)とヤスリスティック・フィニッシュを使っています。



3Dプリンタ出力製品
サポート跡はヤスリスティックソフト(400番)で。3D出力パーツはプラスチックなどと比べると切削しやすく柔らかいので、あまり目の荒いヤスリを使わないほうがきれいに仕上がります。

3Dプリンタ出力製品
積層によるスジ模様が出る部分は少ないのですが、目立つようでしたら処理します。
うっすらと出ているところなどはヤスリスティック・フィニッシュの目の荒い面を使うとパーツを傷つけずに綺麗になります。

3Dプリンタ出力製品
というわけで、一通り処理しました。

3Dプリンタ出力製品
これを組み上げて組み立て完了。
なお手の甲をパーツ分割しているので塗装してから組み上げることもできます。

接着は普通の瞬間接着剤で問題ありません。
僕はウェーブの瞬間接着剤[高強度]をメインに使っています。



HAND■

というわけで、塗装まで済ませた完成見本です。

下地処理は市販のプラモデル/ガレージキット用のサーフェイサー、塗装は模型用塗料が使えます。
ここではボークスの造形村サーフェイサーで下地処理、クレオスの塗料で塗装をしました。


□まとめ□

□商品の状態は?

パーツにサポートとベースが付いた状態で発送。

□加工は?
・パーツからサポートとベースを外す必要がある。
・積層のスジ模様が出ている場合はヤスリで削る。
・一方プラモデルやガレージキットのようなパーティングラインなどはない。
・カリカリとした切削感なのでデザインナイフやヤスリなどでの加工はしやすい。
・弾力性があまりないので衝撃で割れやすい。

□洗浄は必要?
・洗浄済。生産時に離型剤などの油を使わないので特に必要ない。
・離型剤落とし、熱湯などで洗浄するのは逆に樹脂を痛める可能性があるのでしないほうがよい。
・必要であればシンナーで軽くふくぐらいで十分。

□どんな接着剤を使うの?
・瞬間接着剤で接着できる。
・より強固に接着したい場合はアクリル系の2液混合タイプなどをご使用するとよい。
・なお、プラモデル用のスチロール系接着剤などは使用できない。

□下地塗装はできる?
・タミヤ、GSIクレオス、ガイアノーツなどから発売している市販のプラモデル用サーフェイサー、ボークス/造形村、ウェーブなどから発売しているガレージキット用サーフェイサー、いずれも使用できる。

□塗装はできる?
・プラモデル用塗料で塗装できる。
・塗料の食いつきは悪くないのでサーフェイサー、塗料がはじいたりしない。

いかがでしたでしょうか?

3Dプリンタ出力品の扱いについて、心配などが払拭されれば幸いです。
丁寧に扱えばプラモデルやガレージキットよりも、加工や仕上げのしやすさなど良い点もあるので、ぜひ一度作ってみてください。

それでは。

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